おひとりさまの遺産

おひとりさま。
配偶者(夫・妻)がいない、子がいない、
両親が亡くなっている、兄弟姉妹も、その子どももいない。
法定相続人が誰もいない。
そんなおひとりさまの遺産はどうなるのでしょう。

なんと!
国のものになるのです!

国のものになった遺産は、
2020年度は約600億円!!
これは2013年度の約336億円と比べて
1・8倍にもなっています!
この金額、あなたはどう思いますか?


しかし、おひとりさまの遺産は
自動的に国のものになるわけではありません。
家庭裁判所の手続きを経なければなりません。

あなたがおひとりさまであれば、
その手続きを誰が行うのか、
遺言で指定しておくと良いです。

遺産に関する手続きを頼むのであれば、
国のものにするだけではなく、
自分の好きなNPO法人等に寄付することもできます。
日本赤十字社、ユニセフ、国境なき医師団など、
遺産の寄付を受け付けている団体はいろいろあります。

自分が使い残した財産をどうやって使って欲しいか、
それを決めるのはやはり自分です。
おひとりさまなら、遺言をして、
自分で自分の遺産の行く先を
指定しておくことをお勧めします