相続で もめれば一生 絶交だ

相続でもめてしまうと、
その後、仲良く付き合うのは
とても難しいようです。
ほぼ「絶交」状態になる方が
多いです。

相続は、
遺産(財産)に感情が絡み合って
もめてしまいます。

たとえ、遺産が預金だけであり、
分けにくい不動産がない場合でも、
「じゃあ半分ずつね」では
納得できない。

「小さなころから
お姉ちゃんばかり大事にされて、
私はいつも無視されてきた」
なんて、
親はそんな気はないのに、
そう信じている人は、
今さら気持ちを変えることは
相当難しいでしょう。
そんな、心の奥底に
押し込んでいた感情が、
なぜか相続のときに
出てきてしまう。

「洋服はいつも姉のおさがり。
姉は東京の大学、私は地元の短大。
姉はハデ婚、
ハネムーンはアメリカ西海岸。
私は2人だけでグアムで
結婚式兼ハネムーン。
お姉ちゃんばかり親に良くしてもらった。
ずるいわ!」
なんて、偶然そうなったことにさえ、
不満を感じていることもあります。
そして、
「私は親にお金をかけてもらっていないので、
相続の時にはたくさん欲しい」
となってしまうのです。

もめそうな種は、
親が生きているうちに、
親子で話し合って
取り除いておきましょう。
話し合いの結果を
「遺言」という形にしておくのも
良いでしょう。

子とも同士でもめると、
一生、絶交することになってしまいますから!