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「身上監護」とは
成年後見人は、判断力が無くなった本人の代わりに、「財産管理」をし、「身上監護」をします。
「財産管理」は財産を管理することですね。では、「身上監護」とは何でしょう。
「身上監護」とは、通常なら身近な家族がしていることです。たとえば、いわゆる「見守り」=定期的に会って健康状態を確認すること。そして必要に応じて医療を受けさせたり、入院させたりすること。要介護認定の申請や更新、介護サービスの利用などです。
病院への入退院、介護認定および更新、介護サービスの利用は、その手続きをします。成年後見人が直接本人の看病や介護をするわけではありません。
では、食事に介助が必要になった場合は?介助してくれるヘルパーさんを雇う契約をします。
買物に行けなくて、必需品のおむつが買えない場合は?買い物に行ってくれるヘルパーさんを雇う、定期購入で配送してくれるよう契約する、などをします。
ひとりで病院に行けない場合は?介助タクシーを手配します。
このように、成年後見の「身上監護」は、成年後見人が実際に看病や介護をするわけではありません。その契約や手続きをするのです。
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