中日新聞(2019年2月21日朝刊)に、「遺言変えさせ遺産総取り 親を囲い込み」という記事が載っていました。

http://www.chunichi.co.jp/article/living/life/CK2019022102000008.html

 

親を引き取った子供が、自分に都合の良いように、親に遺言を作らせること、よくあります。

 

遺言は、日付の新しいもの、つまり後から作ったものが優先します。

公正証書遺言か、自筆証書遺言かは、優先順位に関係ありません。

以前作った公正証書遺言よりも、後から作った自筆証書遺言の方が、優先します。

 

父を引き取った長男が、父に「すべてを長男に相続させる」という内容の遺言を作らせた。

その後、父が入院したところ、看病に行っていた長女が「すべてを長女に相続させる」という内容の遺言を作らせた。

 

本当にこういう事例はあるのです。

親を取り合い、自分の都合の良いように遺言を変えさせる。

その後、どうなるか?

子供たち同士の争いになることは、目に見えています。

 

親は子供たちが争うことを望むでしょうか?

いいえ。子供たちが仲良く、そしてそれぞれが幸せに暮らしてくれることを望んでいるでしょう。

 

遺言が争いの種になることは、本当に悲しいです。

 

「判断力が低下してきた親を、自分の良いように言いくるめ、自分だけに有利な遺言を作らせる」ことのないようにすること。

そのためには、親の判断力がしっかりしているうちに、親が主導して子供たちに納得させ、きちんとした遺言を作っておくこと。これが大事。

 

あなたが親の立場でも、子供の立場でも、「親の主導で家族会議」。

親の判断力がしっかりしている今のうちに、ぜひ開いてくださいね。

そして、もう作り直す必要のない、完璧な遺言を作ることをめざしましょう。