延命治療を望まないから、救急車を呼ばないで!

親が75歳になったら、やっておきたい、たくさんのこと!!
延命治療を望まないから、救急車を呼ばないで!

 「延命治療」

 回復の見込みがなく、死期が迫っている終末期の患者への生命維持のための医療行為のこと。

 延命治療と言うがすでに「治療」ではなく、延命「措置」であるという説も。

 

 

 在宅医療を受けている。かかりつけ医の訪問医療を受けている。医師と訪問看護師が自宅へ来てくれて、自宅療養している。

 そういう状況下において、「私は延命治療を望みません」と考えているのであれば、そのように家族に伝えておきましょう。

 家族側からすると、本人が延命治療を望んでいるのか、いないのか、本人の考えを聞いておく必要があります。なかなか聞き出せないでしょうけれど、医師や看護師の助けを借りて、本人の考えを聞いておきましょう。

 

 いざ!その時になって、とっさに救急車を呼んでしまう。そうすると、救急車の救急救命士の方が、「救命」をしてくれてしまう(少し日本語がおかしいですが)。救急救命士の方は救命が使命ですから、その人を呼んでおいて、「救命しないで下さい」はおかしいでしょう。

 この頃は、救急患者が高齢の場合、「心肺蘇生しますか?しませんか?(DNAR)」と聞いてくれることもあるようです。

 ただ、気が動転しているであろう、その場で「心肺蘇生しないでください。延命治療をしないでください。父は平穏な死を望んでおり、家族も了承しています。」と伝えることができるでしょうか。

 

 延命治療を望まないという意思を表明し、在宅医療を受けている人、あるいは自宅療養中の人等の容態が急変した場合、救急車ではなく、かかりつけ医を呼びましょう。もちろん、あらかじめかかりつけ医と本人や家族の意向を話し合っておく必要があります。いざ!というときも、本人や家族の望む医療をしてもらえる、それこそ「かかりつけ医」なのですから。