「親の手術に同意する」ということは…

親が75歳になったら、やっておきたい、たくさんのこと!!
「親の手術に同意する」ということは…

 父親が手術を受けることになりました。「あらかじめ説明をしたいので、来て下さい。」と言われ、父親本人と同席し、医師の説明を受けます。

 そして、この「同意書にサインしてください」と、手術の同意書を渡されます。

 

 もともと、医療行為には本人の同意が必要です。本人が意思を表示できない場合には、家族として同意を求められることになるでしょう。

 手術に関しては、特に「本人の同意、あるいは家族の同意が必要である」という法的規制はないようですが、各病院の内規で「同意書に本人及び家族のサインが必要」などとなっていると思われます。

 

 さあ、医師から「今回の手術は…」と説明され、「成功率は99・9%です」と言われました。「よろしければ、この同意書にサインしてください」との医師の言葉に、父親の顔を見て「この手術を受けるってことで、良いんだね?」と確認しました。

 ところが、その様子を見ていた医師からこう言われたのです。

「この同意書は、本人が手術を受けるかどうかではなく、家族の方が同意するかどうかの確認です。成功率99・9%なので、反対に言えば、0・1%は成功しないということ。その場合、一生車いすの生活になるかもしれません。そうしたときに、家族として、一生お父さんを看病していく覚悟はありますか?という質問なのです。」

 

 「えっ!!」と、思わず言葉に詰まりますね。

 そうか、親の手術に同意するということは、そういうことだったのか!!親の手術に同意するとは、「たとえ手術が成功しなくても、私は親を看ていく覚悟があります」という宣言をすることだったのです。ご存知でしたか?