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Q63 私は「おひとりさま」。財産については遺言を作ろうと思っていますが、お葬式や、細々とした片付けなどは、どうしたら良いでしょうか?
A 「死後事務委任」という契約をする方法があります。
私は独身。配偶者がいない、子供がいない。
一人っ子だから、兄弟姉妹もいない。
そして両親はもう亡くなっている。
本当に「おひとりさま」
おひとりさまが亡くなった場合、お葬式は誰がするのでしょう?
病院の入院費の清算や、家の電気代・水道代の清算などもあるでしょう。
そうしたことは、どうしたら良いのでしょうか。
財産については、「すべての財産を、私の従妹〇〇に遺贈する」または「〇〇へ寄付する」などと、遺言を作れば良いです。
しかし、お葬式や病院の清算などは、亡くなった、その時すぐに、誰かに動いてもらわなくてはなりません。それは遺言で指定しておいても、時間的に間に合わないでしょう。
実は、「死後事務委任」という契約があります。
死亡診断書の取得、病院内の荷物の撤収、入院費の清算、葬儀など。そういうことを、あらかじめ頼んでおくという契約です。
この契約をしておけば、おひとりさまでも安心ですね。
頼む相手は、司法書士・社会福祉士などの専門家であったり、寺院の僧侶の方であったりすることが多いでしょう。
なお、この契約は、公正証書できちんと作っておくことをお勧めします。縁遠い親族の方や、遺言で財産をもらう方などと、もめないためにも、公正証書で作成しましょう。
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