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Q59 「長男だから、お墓を守るべきだ」と言われました。長男には、お墓を相続する義務があるのですか?
A 長男に、お墓を相続する義務は…。「長男だから=(イコール)お墓を相続しなければならない」、のではありません。
ただし、生前に「お墓は長男に任せる」と言われている場合、
「慣習として、長男が相続すると決まっている」場合には、長男が相続することになります。
たとえば、「慣習として、家を継いだ者がお墓を相続する」のであれば、自宅の土地・建物を相続した者がお墓を相続することになるでしょう。その場合は、それが長男か次男かという観念ではなく、長女・次女・3女であっても、とにかく自宅を継いだ者がお墓を相続する、ということでしょう。
お墓やお仏壇などは、「祭祀財産」として、銀行預金や不動産などの財産とは別に扱われます。
「祭祀財産」を相続する人は、次の順で決まります。
「お墓(祭祀財産)を相続する」と、その人は、「祭祀の主宰者」として、これからずっと、法要や、お墓の管理をしていくことになります。
これからは、お墓や法要などについても、多様な考えが出てくるでしょう。
お盆を機に、家族で話し合っておくもの良いですね。
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