『平均寿命 過去最高!』

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『平均寿命 過去最高!』

 2017年(平成29年)の平均寿命が公表されました。

男性81.09歳 女性は87.26歳(厚生労働省HPによる)。

「男性も80歳を超えた」と言われて3年目。今回は81歳を超えましたね。

もちろん、女性も着実に長くなっています。男女ともに、過去最高です。

 

 「平均寿命」というのは、正確には「平均余命」。

 「その年に生まれた人が、平均であと何年生きられるか」という年数です。

 2017年に生まれた赤ちゃんは、平均で男性81.09年、女性87.26年生きられるのだという数字です。「平均」ですから、もちろん、それよりも長い場合も、短い場合もあり得ます。

 

 厚生労働省は、「主な年齢の平均余命」という公表の仕方をしています。

 その表によると、2017年に80歳の男性の平均余命は、8.95年、80歳の女性の平均余命は11.84年です。90歳の男性の平均余命は、4.25年、90歳の女性の平均余命は5.61年です。

 2017年に90歳の母は、平均であと5.61年生きられるのだということです。もちろん「平均」ですので、どうなるかはわかりません。

 

      平成29年簡易生命表  主な年齢の平均余命 (単位:年)

年齢

0歳

81.09

87.26

80歳

 8.95

11.84

85歳

 6.26

 8.39

90歳

 4.25

 5.61

                        厚生労働省HPによる

 

 

 「大切なのは、平均寿命よりも『健康寿命』だ!」とも言われます。

健康寿命とは、健康上の問題がなく、日常生活が制限されることなく送られる期間を示すものです。

 こちらも厚生労働省が発表していますが、毎年ではなく、3年に一度です。2016年の数値では、健康寿命:男性72.14歳 女性74.79歳でした。

 

 平均寿命が81.09歳で、健康寿命は72.14歳(男性)。8.95年の差があります。この差がつまり、「健康上の問題があり、日常生活が制限される日々」というわけです。

 

 通常は「健康寿命を延ばしましょう」となるところですが、そこは司法書士ですから、「不健康な状態(判断力が無くなる)になる前に、対策をしておきましょう」というご提案になります。

 「遺言」「任意後見」あるいは「民事(家族)信託」等々。

健康なうち、判断力があるうちにしておいてほしいことが、色々あります。

 

 「平均寿命が延びた」ので、「もっと備えが必要になった」のだとも言えます。ぜひ、考えてみてくださいね。