配偶者(伴侶)なき後問題」・・・「家族信託」その4

親が75歳になったら、やっておきたい、たくさんのこと!!
「配偶者(伴侶)なき後問題」・・・「家族信託」その4

 高齢のお父さん、お母さんは二人暮らし。お父さんはアパートをいくつか持っています。アパートの財産管理は、長年やってきたことなので、今も自分でできます。

 しかし、自分が亡くなった後、お母さんではこの管理はできないだろうと思っています。

 もちろん、アパートは子供たちに相続させようと思っています。ただ、お母さんにもアパートの収益を使わせてあげたい。今後、入院や施設入所も必要になるかもしれないと思うと、やはりお母さんのことが心配です。

 

 これが「配偶者(伴侶)なき後問題」です。

 

 今元気なら、今のうちに任意後見契約を結んでおく。判断力が低下しているのであれば、法定後見制度の利用を考える。などの方法があります。

 

 そしてもし、家族・親族の中に“信じて託す”ことのできる人がいるのであれば、「家族信託」を利用するという方法もあります。

 「家族信託」と成年後見制度の両方を利用することもできます。

 

 「家族信託」で「配偶者(伴侶)なき後問題」に対処することができます。

 家族信託は内容をその方に合ったものになるよう、組んでいきます。

 専門の司法書士等とよく話し合って進めていきましょう。