「軽度認知障害(MCI)」

親が75歳になったら、やっておきたい、たくさんのこと!!
「軽度認知障害(MCI)」

 このごろ、ウチの親、認知症になってきたかな~”って、心配ですね。

 

 以前、老化による物忘れと認知症の違いのお話をしました。

老化によるもの忘れは、それほどひどくなることはなく、日常生活には支障がないけれど、認知症になると、もの忘れがどんどんひどくなり、日常生活に支障が出るとのこと。

 

 今回ご紹介するのは、その中間です。それを「軽度認知障害(MCI)」というのだそうです。

もの忘れが目立ってきたけれど、まだ日常生活には支障がない。この軽度認知障害の状態のときに適切な対策をすれば、認知症に移行してしまわずに、健常者のもの忘れ程度に戻ることができるそうです。

 

 そう言われても、なかなか検査や受診に行くことは難しいですよね。

 もちろん、本人が受診を嫌がる、ということもありますが、周りの家族が本人の症状を受け入れられない、ということもあるようです。

 「ウチの親に限って、認知症なんかにならない」

 「ウチの親には、認知症なんて関係ない」と、何の根拠もない自信があったりします。しかし、その根拠のない自信は、本人のためにはなりません。

 

 早期発見・早期治療。本人も周りの家族も、現状をしっかりと見て、受け入れ、必要な検査や受診は、きちんとしておきたいものです。