知っておこう!「臓器移植法」のこと

親が75歳になったら、やっておきたい、たくさんのこと!!

 臓器移植法(「臓器の移植に関する法律」)は、平成9年に施行され、平成22年に改正されています。臓器移植は、本人が書面で臓器提供の意思表示している+家族が拒まない(又は家族がいない)場合、および本人の意思が分からない(拒否の意思表示がない)+家族の書面による承諾がある場合に、行われます。意思表示ができない子供でも、家族の書面による承諾があれば、臓器移植が可能です。

 なお、臓器移植は、心停止後、あるいは脳死後に行われます。

脳死の判定を行うのも、上記と同じく、本人が書面で臓器提供の意思表示している+家族が拒まない場合、および本人の意思が分からない(拒否の意思表示がない)+家族の書面による承諾がある場合となります。

 

 書面による意思表示は、運転免許証や健康保険証の裏にある、「臓器提供の意思表示」欄を利用してすることができます。

 

 

臓器提供の意思表示 

 

  1. 私は脳死後及び心臓が停止した死後のいずれでも、移植のために臓器を 提供します。

2 .私は、心臓が停止した死後に限り、移植のために臓器を提供します。

3 .私は、臓器を提供しません。

(1又は2を選んだ方で、提供したくない臓器があれば、×をつけてください。)

《心臓・肺・肝臓・腎臓・膵臓・小腸・眼球》

特記欄:

自筆署名                

署名年月日       年   月   日

 

 

 臓器提供をお勧めしているわけではなく、お勧めしないと言っているわけでもありません。

本人の意思がわかるのとわからないのとでは、いざ!という場面で。家族の心の負担の度合いが大きく変わります。

 

 親はどう思っているのか、自分はどうなのか、家族はどう思っているのか。

 できれば、家族で話し合っておきたいですね。