岡崎市で家族信託・相続の手続きを専門に行っている事務所です。
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親が75歳になったら、やっておきたい、たくさんのこと!!
「ウチの母、やっと、要介護1が取れたわ」
「よかったわね!これからどんなサービスを利用するか、考えなきゃね」
介護保険の「介護認定の申請」すると、調査員が聞き取り調査をした結果と、「主治医の意見書」に基づいて、介護認定が行われます。
「主治医の意見書」は、かかりつけの内科などの医師に頼みましょう。認知症の検査等をして、意見書を書いてくれます。
認定は自立(非該当)、要支援1・2、要介護1~5のいずれかとなります。
軽い方から、要支援1・要支援2、要介護1・要介護2・要介護3・要介護4・要介護5の順。
学校の通知表ならば「5」は嬉しいけれど、要介護の「5」は、「もう動くことが難しく、介護なしには日常生活が不可能な状態」なので、全然嬉しくありません。
認定された介護度によって、介護保険で利用できるサービスの上限が決まっています。
「要介護1だろうと思っていたのに、認定されたのは(要介護1よりも軽い)要支援1だった」ということもあり得ます。要介護1と要支援1では、利用できるサービスが違います。家族としては、要介護1の認定がほしいところです。
「思っていたよりも軽く認定されてしまう」原因に、“調査員の聞き取り調査のときに、本人が頑張ってしまう”ということがあります。
知らない人が訪ねて来ると、その時だけ急に元気になり、頭もしっかりして、受け答えができてしまう、ってこと、あるのです。
調査員「歩くのは大丈夫ですか?」
本人「はい、もちろん大丈夫です」
調査員「爪切りは自分でできますか?」
本人「はい、自分でしています」
調査員「お金の管理は誰がしていますか?」
本人「自分のお金は自分で管理しています」
家族が聞けば、「え~っ!歩けば小さな段差でつまずくし、時には段差のないところでも転びそうになる。爪切りは面倒だといって自分でやらない。財布がない、財布がないといつも大騒ぎする。全然違うわ!!」と叫びたくなるかもしれません。
認定調査には家族が立ち会いましょう。そして、「調査員の前では頑張っていますが、普段はこんな感じなのです。」と説明し、「日常生活を送るのに、介護が必要なのです」と訴えましょう。(もちろん、わざと大げさに言ったり、嘘をついたりしてはいけません。)日常の様子をメモに書いて、調査員に渡しても良いでしょう。
調査員は、本人が元気かどうかを確認しに来るのではありません。
介護を必要としているかどうか、どのくらいの介護を必要としているのかを見に来るのです。それを踏まえて、家族が立ち会い、説明しましょう。そうすれば、軽く認定されてしまうことを避けられるはずです。
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