「押し売り」ならぬ、「押し買い?」

親が75歳になったら、やっておきたい、たくさんのこと!!

 

 終活(終末活動)のひとつ、「物を片付けましょう」

 

 着なくなった着物や、全く使っていない新品の食器類など。家の中はたくさんの物であふれている…というご家庭もあるでしょう。

 

 最近は「高価買い取り」をしてくれるというお店も多くあります。

 しかし、お店まで持っていくのはたいへん。

 

 そこで考えるのは「出張買い取り」を利用すること。

 家まで来て、買い取ってくれる業者さんです。

 

 ここで気をつけたいのが、「押し売り」ならぬ、「押し買い」です。

 

 たとえば、着物を売るために買い取り業者に来てもらいます。

そうしたら、「これは娘にあげるつもりだから、売らないで残しておこう」と思っていた着物まで、強引に買い取られた。

 着物だけではなく、「宝石類も買いますよ。どんなものをお持ちですか?」などと言葉巧みに話をされ、全く売るつもりではなかった金やプラチナなどを相場よりも安く買い取られた。などの事例があります。

 

 昔は「買ってくれるまで帰らないぞ」(押し売り)でしたが、今は「良いものを安く買うまで帰らないぞ」とでも言うような、いわゆる「押し買い」があるということを、知っておきましょう。

 そして、ご両親やおじいちゃん、おばあちゃんにも、教えてあげましょう。

 

 「こんなつもりじゃなかったのに・・・」と後で泣かないために。