自治体の「リバースモーゲージ」は?

リバースモーゲージとは、
自宅を、住みながら担保に入れて、お金を借りること。
生きている間は元本(制度によっては利息も)の返済は必要なし。
亡くなったときに相続人がその家を売るなどして清算します。

これを自治体が行っています。
都道府県単位で制度があるようです。
実際に窓口になるのは、市町村の社会福祉協議会など。

銀行や信託銀行が扱っているリバースモーゲージとの違いは、低所得者向けの制度であることです。
愛知県の場合、利用の条件は、

・一戸建てであること
・土地の評価額が1500万円以上であること
・配偶者または親以外の同居人がいないこと
・居住者は65歳以上であること
・抵当権や賃借権が設定されていないこと、
・市町村民税の非課税世帯か、均等割課税の低所得世帯(収入基準額以下の世帯)であること

これは、「生活福祉資金(不動産担保型生活資金)貸付制度」ですので、低所得の高齢者世帯を対象にしている、ということです。

もしあなたのまわりに、自宅はあるけれど生活に困っている高齢者の方がいらしたら、民生委員さんなどに声をかけ、こんな制度の利用を促してみるのも有りですね。