遺言のすすめ その3父亡き後の母は遺言を!

相続で、もめやすいのは、
なんと!「父亡き後の母の相続」なのです!

父の相続のときに、
「自宅は、とりあえず、母が相続」とか、
「父の遺産は、すべて母が相続」として、
その時は母と子どもたちで合意できます。

次に母が亡くなると、
相続人は子どもたちのみ。
ここで、もめてしまうことが多いのです。
親の自宅は1つ。
売って分ける方法もありますが、
「売りたくない」という子もいます。
すると、子ども数人でうまく分けられない!
仲裁に入ってくれる親はもういない。
子どもたちの立場は対等。
自分の意見ばかりを言って、
まとまらない!

このとき、母の遺言があると
スムーズに相続ができます。
「私がお父さんから引き継いだ自宅は、
〇〇に引継いでもらいたい。
お父さんと私の世話をよく看てくれた〇〇〇には、
他の子よりも100万円多く渡したい。」
など、お母さんの気持ちを遺言にしておきましょう。

相続で、もめてしまうと、
たとえ昔は仲の良かった兄弟姉妹でも、
赤の他人よりも冷たい間柄になってしまいます。
父亡き後の母には「遺言」、
すごく、すごく、おすすめです!!