「終活」はいつから?

人生100年時代になると言われています。
2018年9月15日時点での100歳以上の方は、6万9785人。約7万人です。

平均寿命は、男性81・09年、女性87・26年(平成29年簡易生命表による)。
ですが、同じ表によると、90歳の男性の平均余命は4・25年、女性5・61年。

平均寿命を過ぎた90歳の方でも、あと5~6年は生きられる、ということです。平均余命ですから、長い方も短い方もいるわけで、長ければ100歳を超えるということですね。
ただ、健康でいられるかどうか、それは別の問題でしょう。

健康寿命は、男性72・14歳、女性74・79歳。これは「日常生活を何の制限もなく送ることができる期間」とされています。
それ以降は「日常生活に何らかの制限がある期間」となります。「何らかの」が何かは人それぞれ。しかし、やはり心配なのは認知症です。

認知症になって、判断力が低下、あるいは無くなってしまえば、銀行預金は凍結。投資をしていたとしても、動かせず。支払いや収入の管理もできず。「認知症になったら施設へ入ればいい」と思っていたとしても、その施設へ入る手続きさえもう自分ではできない・・・。
やはり、元気なうちにしっかり考えておきたいですね。

人生100年時代になるのであれば、それ相応の準備も必要でしょう。75歳=後期高齢者になったら、一度これからの生活や資産、家族のことなど、しっかり考えてみることが大切でしょう。それが「終活」ということです。だって、人生100年となれば、あと四半世紀ありますから!!