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2019/8/18更新
Q60 父の戸籍謄本を見ても、前妻の子は載っていません。もう関係ないと思って良いのでしょうか?
A 今の戸籍謄本ではなく、以前の除籍謄本(または改製原戸籍謄本)に載っているのです。「関係ない」ことは、決してありません!
父には前妻との間に子供があるのに、今の戸籍謄本を見ても、載っていません。
それは、戸籍が作り替えられるときに、以前の記載が消えてしまうからです。
戸籍は事あるごとに作り替えられます。
本籍地を他の市町村へ移転した。
結婚した。
結婚したときに名字を変えた人が離婚した。
戸籍がコンピューター化されて改製された。 等々。
戸籍が作り替えられる場合、そのときに戸籍に在籍している者のみが移記されます。
離婚した前妻、前妻が引き取った前妻との間の子は、作り替えられた戸籍には載ってきません。
同じように、結婚して新しい戸籍へ出て行った子、養子縁組して養親の戸籍へ出て行った子も、作り替えた戸籍に載ってきません。
ですから、作り替えられる前の戸籍(除籍等)を見なければならないのです。
相続手続きのときに、「生まれてから亡くなるまでの戸籍を全部集めてください」とお願いするのは、そのためです。
ひとりっ子だと思っていたのに、兄弟がいた!
「子供を生んだことがない」と言っていた祖母に養子がいた!
親族関係は、特に「相続権が誰にどれだけあるか」にかかわります。
今の戸籍謄本を見るだけではなく、生まれてから亡くなるまでの戸籍を全部集めて、しっかり確認する必要があります。
決して、「もう関係ないから、記載されていない」わけではありませんよ!!
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